私は韓国の映画が好きだ。というと、中高年の女性が熱中している所謂韓流を思い起こしてしまうのかもしれない。残念ながら私はそういった韓流スター達が出演するものを指しているわけではない。韓国には素晴らしい映像作家がいる。そこには滅多に(例外はあるが)その類いの俳優は出て来ない。しかし圧倒的な個性を主張する俳優達が、個々の作家の創り上げる独創的な世界観を表現し、現在の日本では出現しえない苛烈な映画を創り上げている。徹底的に妥協を排した、強烈な映像とメッセージは日本人として嫉妬すら覚えるものだ。それは所謂韓流とは全く違う世界として存在する。そんなものがあるのかと、興味を持たれる方も居るだろう。かといって、そういう韓国の映画にどういうものがあるのかと、容易には知る由もない。そこで最近出版された2冊の本を紹介する。

ひとつは「韓国映画この容赦なき人生」。もう一つは「激辛韓流映画100」。どちらもこの下品な装丁が全てを表している。スノッブに見る本ではないし、映画自体も気取って観るものではない。しかし一度見始めたら極めて中毒性の高いこれらの映画を、これから観てみようと思うならば、非常に有用な2冊でる。騙されたと思って、韓国映画を試してみて欲しい。
Ann Sally live in 文翔館まで後1ヶ月。

Ann Sally live in 文翔館まで後1ヶ月となりました。チケットの売れ行きも順調ですが、またまた考えさせられる事態となっています。
それは今のところチケットを購入された方の大部分が山形市以外の人達であること。東京、仙台、福島、新潟、神奈川など県外の方、そして山形市以外の山形県内の方々。一体山形市民はどうなっているんでしょう。
もともとすべてにおいてアンテナの低い土地柄ではありますが、他県の熱心な音楽ファンに比べてあまりに熱が低い。山形では、身内(もちろん素人)の出演するイベントや、自治体の開催する無料のコンサートには人が集まり、残念ながら強い音楽的興味で人が動くことは無い様に感じます。
アンさんのライブまで、残り1ヶ月となりました。どうかライブ会場に多くの山形市民に訪れて頂きたい。山形で行われるライブであればこそ、多くの山形市民に聴いてほしいのです。チケットも残り少なくなっています。ライブの詳細はこちらから。山形市民よ、急げ。
昨日は庄内まで足を伸ばし、和モダーンの旅館として評判の湯田川温泉の「湯どの庵」に行って来ました。

外観は和モダーンというより普通の旅館の感じですが、


評判のインテリアはとても落ち着いていて趣味が良い。仲居さんが部屋に来るという煩わしさもなく、ホテル的なミニマルな在り方で、旅館的なサービスが嫌いな私にはとても居心地が良い。食事も必要以上に華美にならず、質素であってもそれぞれが吟味されていて美味しい。
が、ただ一つだけ注文を付けさせて頂くと、お酒だけが残念。和食を引き立てる良い日本酒がない。せっかくの趣味の良い食事に、あのお酒の品揃えでは選択の余地がない。良い旅館であるだけに惜しい。日本酒好きがスタッフに居ないのかも。
これ以外はコスト面も含めて素敵なお宿。きっとまた行きます。
「食べやすい」、「飲みやすい」は褒め言葉ではない。

昨日、本町「金六」で戴いた「蒸し野菜」。25種類の野菜を繊細に蒸し上げ、蓋を開けた時の野菜の香りがなんとも芳醇で、一つ一つの野菜の味が見事でした。
その中の一つの人参を食べた時、昔ながらの人参らしい強い風味にふと思いました。
例えば日本酒をあまり美味しいものだと思っていない人は、端麗で所謂日本酒らしくないお酒に、「飲みやすい」と言います。この表現の中には無意識に「日本酒は飲みづらい。美味しいものではない。」という先入観があります。しかし日本酒の美味しさを知っていると、まずこの表現は出て来ません。飲みやすいことは、多くの場合褒め言葉ではありません。食べ物も然り。本当にそのものの味や香りが好きな場合「食べやすい」と言う言葉が、それを賞賛する言葉とはなり得ません。
こういう表現、皆さんはついつい使ってはいませんか?こういう表現をしてしまうと、「さてはこいつ、味がわかっていないな」と周りは思ってるでありましょう。食べやすい、飲みやすいと言ってるうちは本当の味を堪能出来ていないのだと気づくべきです。そして本当の味に乏しい飲食物が、如何に巷間に溢れているかの裏返しでもあります。
さて本町「金六」、実に素晴らしいです。是非行ってみて下さい。
東北は今夏祭りのまっただ中。もうすぐここ山形でも花笠祭りが始まります。山形に来てすでに30年以上経ちますが、実は花笠祭りを見たことは2回しかありません。私の故郷弘前では現在ねぷた祭(ねぶたではありません)が開催されています。青森のねぶた祭りと比べて質素な祭りですが、この時期になり太鼓の響きが町を覆い尽くすと、なんとも言えない胸騒ぎを感じたものです。
ここから先は山形の方にはお叱りを受けそうですが、花笠は残念ながら全くワクワクしないのです。最初凄く驚いたのは、お囃子が録音で、生の囃子がないこと。あのお腹に響く祭りの醍醐味がないのです。各々の出演者が同じ音にあわせているだけ。それじゃお囃子の個性というものが無いじゃないですか。そして参加者が異常にお行儀が良いこと。祭りってそんなにお行儀が良いものではない。率直に言って、これじゃ祭りじゃないと思いました。
弘前のねぷたは、青森の様に規模が大きく派手ではありません。それは弘前は空襲を受けていないため道路が狭いこともありますし、出陣のねぷたと言われ、勇ましく浮かれたものではないからです。しかし歴史はずっと古いのですよ。残念ながらこの時期休みが取れないので、もう10数年ねぷたを見ていませんが、今日ユーストリームを発見。懐かしく見ています。
ねぷたは絵を楽しみます。

表側の勇壮な武者絵と、

裏側の秋を感じさせる寂しげな(陰惨な場合もある)絵と。そして

勇壮なお囃子。
ねぷたが終ると秋が訪れます。

美味しいラーメン屋はいい香りがする。食欲をそそられるスープの香り。
様々な旨味が混じり合った香り。
山形にはあまり美味しいラーメン屋がないけど、この日も数少ないお気に入りのラーメン屋に行った。
やはりここのラーメンはよろしいと思いつつ、食べ始めた。
しばらくすると急にラーメン屋らしからぬ強烈な匂いが立ちこめて来た。
香水だ。狭い店の中いっぱいに広がる安い(多分)香水の匂い。ぶちこわしである。
一気に食欲を無くしてしまうこの匂い、あとで入店した若いカップルの女性の方の香水のようだ。
本人は慣れてしまっているのか、全く意に介さないが、周りはわざと咳き込む人も。
ラーメンに限ったことではない。食の匂いを全くぶちこわしてしまう香水を、無神経に、過剰に漂わせる人達。
決して珍しくはないが、勘弁して欲しい。
少なくとも食の場に過剰に香水の匂いを漂わせないことは、レディーのたしなみである。
レディーはラーメン屋なんか行かないなどと無粋なことは言わないで下さい。