2011年ブラジルディスク大賞 山ブラ編②

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昨日に引き続き、2011年ブラジルディスク大賞 山ブラ編②

第5位:DELIA FISCHER / Saudações Egberto

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昨年の“Presente”に続くDelia Fischerの3枚目のアルバム。今回は彼女が敬愛し、師匠とも言えるEgberto Gismonti集。もちろん期待を裏切ることなどあろうはずが無い。”O Sonho”, “Loro”, “Saudações”, “Frevo”, Agua e Vinho”など、Gismontiの名曲の数々が、Delia Fischerのpianoとvocal、そして彼女のgroupの端正なバッキングによって演奏されている。彼女はもちろん素晴らしいピアニストであ る。しかし歌にも独特の儚い魅力があって、その歌とピアノでこの大音楽家の音楽に好ましい軽やかさを与えている。御大本人が10弦ギターで1曲に参加、ま たMoskaもゲストで軽やかな歌を添えている。

第4位:MARCELO CAMELO / Toque Dela

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Marcelo Cameloのソロ2作目。最初に言っときますが、私Marcelo Cameloの大大大ファンでありまして、冷静な判断は大凡出来かねます。磨き抜かれた切ないメロディー・ライン、余韻を残す甘い歌声を聴いただけで、も うこれはすでに今年のベスト(キッパリ)。シンプルでタイトなサウンドはLos Hermanosの延長線上のそれですが、よりきっちりアレンジされていて気持ちがよい。期待を裏切らない素晴らしい出来。

第3位:TATIANA PARRA & ANDRÉS BEEUWSAERT / Aqui

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これは参った。予想はしてたけれど。予想以上に参った。São Pauloの歌姫Tatiana Parraと、Aca Seca Trioのpianist、Andres Beeuwsaertとのduo。Tatianaのデビュー盤、そしてAndresの“D’os Rios”での共演が、こうして二人の作品として結実したのだ。この二人、美意識が極めて近い。故にかくも親密で透明な世界を構築し得たのだろう。「美し い」という言葉で表現したのでは、凄く陳腐に感じてしまう。それほどに珠玉の作品です。

第2位:TELEBOSSA / Telebossa

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Berlinを中心に活動するブラジル人Chico Melloと、Berlin出身のドイツ人Nicholas Bussmannとのユニット、”Telebossa”のアルバム。実験的でいてまた無類に美しい音を追求するChicoと、チェロ奏者であり、エレクト ロニカにも通じるNicholasの組み合わせは、お互いの求めるところであった様だ。ミニマルな弦のアンサンブルと、Chico の繊細な歌声、極めて控えめな打楽器とエレクトロニカによって、知的でいて感覚的な世界を創り上げている。実験的でありながら全く難解さを感じさせないの は、二人の美意識の故であろう。

第1位:ADRIANA CALCANHOTTO / O Microbio Do Samba

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AdrianaがSambaに挑戦、ということで話題となったアルバム。もちろんAdrianaだけに、普通のSambaなどということはあり得な い。Adriana流の極めて進化したSambaなのだ。基本的にAdrianaと、Alberto Continentino (baixo)、Domenico Lancellotti (perc.)の3人の演奏を主体として、Davi Moraes, Rodrigo Amarante, Moreno Velosoなどが花を添えるシンプルな構成。クールな色彩に統一された彼女のSambaは、勿論Sambaのリズムを基調としていても、紛れもない Adrianaならではの音楽なのだ。

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ということで2011年度山ブラ的ブラジルディスクベストテンでした。

さらに③(番外編に続く)

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