2011年ブラディスク大賞 山ブラ編①
今年もやります。2011年度ブラディスク大賞、山ブラ編。ラティーナ誌2012年1月号に掲載された会長選出ディスクをあらためて。
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第10位:JAMBRA / Folha De Laranjeira

Guilherme Bandeira (vo), Danilo Silva (violao), Fabio Faustino (bateria)3人による、全員が19-21歳という若造達によるユニット、”Jambra”。都会的で洗練された音楽性はただ者ではない。Thiago Espirito Santoがproduceとbassで全面的にバックアップ。まあ言っちゃえばオーセンティックなBrasilian Grooveなのだけれど、Mellowで、groovyで、若々しくて、勢いがあって、これは素晴らしい。 Thiagoのバックアップが凄い。目立っちゃってます。目立ち過ぎです。
第9位:ALEXANDRE ANDRÉS / Agualuz

何だこの若造。正直驚くしかないぞ。このqualityの高さは一体なんなのだろう。曲はすべてAlexandre Andrésの作曲と、Bernardo Maranhãoの詩によるもの。複雑で壮大な楽曲はちょっと、比べるべき者が居ない。ジャケをみると、このBernardo君も若造みたい。素晴らしいコンビである。重層的で色彩感溢れるアレンジメントと、超高品質の演奏は驚くべきもの。立派でも魅力的ではないって言う場合もあるけれど、これは極めて魅力的。その上Andre Mehmariや、Monica Salmasoも参加しているなんて、やはり驚くしか無い。
第8位:ROMULO FRÓES / Um Labirinto Em Cada Pé

Romulo FroesはSao PauloのSSW。以前から私的には注目して来たアーティストで、本作は彼の4作目。ちょっと3枚目には入り込めなかったのだが、本作はもうこれは素晴らしい。基本路線は変わっていない。Sao Pauloのお婆ちゃん歌手Dona Inahの歌で始まる本作も、sambaをベースにはしているが、翳りのある曲想、斬新な音作りは如何にも彼らしい。独特の感性とサウンドで、彼だけのどこか凄みのある音に溢れている。ChorusでNina Becker、guitarでRodrigo Campos等が参加。
第7位:SEU JORGE / Musicas Para Churrasco Vol.1

「シュハスコのための音楽」と題されたSeu Jorgeのnew album。タイトル通りの如何にも肉食の音楽だけど、これはとてもとても良い。いつもながら切れ味鋭いenergishなfunkやsamba、ごった煮の風味は変わらずに、さらにmellowな曲が加わって素晴らしい出来。汗だくだけではない新機軸。これがもう出色にカッコ良いのだ。vol.1って言うからには少なくともvol.2は出るだろうって期待も待たせつつ。まあJacketだけは勘弁してね。
第6位:MARIA RITA / Elo

待望の4作目。基本的路線は1st、2ndに戻り、Thago Costa (p.)、Sylvinho Mazzucca (b.)を中心としたJazzの香りを漂わせたsound。選曲は気鋭の若手の曲をセレクトして今までとは少し違って、Lula Queiroga, Fred Martins, Davi Moraes, Daniel Jobim, Caetano Veloso, Djavan, Edu Lobo /Chico Buarque, Monarco, Maecelo Camelo, Rita Leeといった名の有るアーティスト達を取り上げているが、選曲のセンスの良さはいつも通り。歌の不安定さはますます無くなって、柔らかな肌触りの歌には力強さも漂っている。5/11曲でThiagoがRhodesを弾いていて、これがもう鳥肌もの。充実の新譜。
その②に続く。